2018.11.25

[ジャパンC(GI)、京阪杯ほか(GIII)]プロの視点で徹底分析!重賞レース回顧(11/24、25)

レースビデオ班「青ランプ」が11/24(土)、25(日)の重賞レースを徹底回顧。上位馬の好走理由、1番人気馬の凡走原因をプロの視点で綿密に分析します!

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■日曜東京11R・ジャパンC(芝2400m)

アーモンドアイ(1番人気1着)
最内枠でもスタートを決めて好位を追走。予想より前の位置取りだったが、折り合いはついていた。3コーナーを回ったところでは2番手に上がり、直線へ向いても抜群の手応え。追い出してからキッチリ前を捕らえ、破格の日本レコード2分20秒6で快勝した。ルメール騎手の位置取りも見事だったが、この強さには脱帽するしかない。来年海外遠征しても期待が膨らむ内容だった。

▼キセキ(4番人気2着)
スタートを決めて今回もハナへ。1000m通過は59秒9。天皇賞(秋)同様に道中のラップを極端に緩めず逃げて、直線に入ってすぐムチは入っていたが、そこからが渋太い。勝ち馬には交わされたが、この馬自身も自分のペースで走って2分20秒9なら立派の一言。完全に復調したし、次走反動さえなければ有馬記念も有力の存在だろう。

▼スワーヴリチャード(2番人気3着)
やや遅いスタートも前走よりマシ。道中は上手く中団の内に潜り込めた。ただ行きたがるのを抑えながらの追走で勝ち馬の直後の絶好の位置取りながら弾けなかった。上位2頭には離された完敗。体調面が本物ではない印象だし、前走大敗の影響も少なからずあったかも。

▼シュヴァルグラン(5番人気4着)
互角のスタートから好位を追走。道中はスムーズに運んで直線は外に出して伸びているが、3着にあと一歩届かなかった。昨年は最内枠の恩恵があったが、今年は外目の枠。もう少し内枠なら3着はあったかもしれないが、ここまで時計が速い決着はこの馬には分が悪かった。

▼ミッキースワロー(8番人気5着)
スタートひと息で後方からの競馬。直線は外に出してからしっかり脚を使って掲示板は確保した。上がり最速33秒9と休み明けの一戦を考えればまずまずの内容。次走有馬記念出走なら良績のある中山だし、一発の魅力はありそう。

▼サトノダイヤモンド(3番人気6着)
スタートを決めて中団を追走。4コーナーから仕掛けて直線に向いたところで伸びかけたが、残り300mあたりから雲行きが怪しくなり、最後はバテた感じで着外に敗れた。レースの運び方は問題なく映っただけに、この結果は深刻。状態は上向いているように思えたが、結果的に京都大賞典は相手に恵まれた勝利だった印象が拭えない。

■日曜京都12R・京阪杯(芝1200m)

ダノンスマッシュ(1番人気1着)
互角のスタートから馬なりで好位に取り付く。道中の行きっぷりは抜群で直線は空いた最内を突いて突き抜けて快勝だった。テンのスピードは速いし、スプリント路線で開眼。まだ3歳なのでもうワンランク上のレースでも十分太刀打ちできそう。

▼ナインテイルズ(12番人気2着)
今回は行く気を見せず、後方待機策。道中は経済コースをピッタリ回り、直線も最内を突いてスルスルと伸びて2着まで上がった。こういうレースをできたのは大きな収穫。鞍上の立ち回りが良かったが、7歳とはいえ、今後も穴をあけるシーンはありそう。

▼ダイアナヘイロー(11番人気3着)
五分のスタートから好位を追走。4コーナーで外からアレスバローズに来られて交わされたが、そこからが渋太く、盛り返すような粘りで3着を確保した。放牧で立て直して復調した印象。元値はGIIIなら上位の存在。

▼ワンスインナムーン(2番人気15着)
スタートを決めて押してハナへ。前半600m通過は34秒0。ペースは決して速くなかったが、直線に向くと手応えが怪しくなり、最後はズルズル後退してしまった。ハナを切るまで外枠から脚を使ったとはいえ、淡白な内容。GIに向けて仕上げたあとで、見えない疲労があったかも。

■土曜京都11R・京都2歳S(芝2000m)

クラージュゲリエ(1番人気1着)
スタート良かったが、抑えて中団を追走。勝負どころで馬群の中から先団に上がり、直線は馬の間を割って2着馬との叩き合いを制した。鞍上のレースぶりは相変わらず見事だったが、馬も輸送しても落ち着いていたし、14キロ増と成長もうかがえた。これからドンドン良くなりそうで相手が強化しても楽しみ。

▼ブレイキングドーン(4番人気2着)
互角のスタートから中団を追走。4コーナーから手応え良く上がっていき、直線は一旦先頭に立ったが、内から差されて惜しくも2着だった。ただ後続には3馬身半。一頓挫明けでこのレースぶりなら良く走っており、控えて結果を出したことも収穫。勝ち馬同様に先々期待できそう。

▼ワールドプレミア(2番人気3着)
五分のスタートから中団に待機。3コーナー付近から押して進出を図るが、4角でムチが入り、直線で差を詰めるが3着までだった。まだ本気で走っていない印象。優れた決め手はあるし、ポテンシャルも感じるので広い東京で走らせてみたい。

▼ミッキーブラック(3番人気4着)
出遅れも押して好位につける。勝負どころで仕掛けて直線向いたところでは先頭だったが、そこから伸び切れず、前と離されてしまった。上位とは決め手の差が出た。今回はスタートロスもあったが、もう少し上がりの掛かる展開なら出番はありそう。

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★レースビデオ班の視点★
1.毎週全レースをくまなくチェック(年間総計3400R)
2.パトロールビデオなども駆使し、あらゆる視点から不利をあぶり出す。

■不利の代表的な例

【出遅れ】
・発馬と同時に躓き立ち遅れる
・気性の問題でスムーズにゲートを出ない

【コース取り・馬場】
・内有利の馬場で外から追い込んで好走
・内の荒れた馬場の中をしぶとく粘り込む

【展開】
・Sペースで前残りの展開を追い上げる
・Hペースで先行馬総崩れの中を踏みとどまる

【枠順】
・外枠で外々を回されたのが結果に大きく影響
・内枠で終始囲まれて競馬にならず

【適性】
・ダートを使ったが、走りから芝向きのタイプ
・短距離を使ったが、大跳びで長い距離向き
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