2019.01.06

[東西金杯(GIII)、シンザン記念(GIII)]プロの視点で徹底分析!重賞レース回顧(1/5、6)

レースビデオ班「青ランプ」が1/5(土)、6(日)の重賞レースを徹底回顧。上位馬の好走理由、1番人気馬の凡走原因をプロの視点で綿密に分析します!

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■土曜中山11R・中山金杯(芝2000m)

ウインブライト(3番人気1着)
互角のスタートから中団を追走。向正面で他馬が動いたところで仕掛け始め、勝負どころでジワッと差を詰める。直線では坂を上がったところでグイッとひと伸びしてキッチリ差し切った。58キロを背負ってこの内容だから、よほど中山は得意。他のコースではワンパンチ足りないが、折り合いはつくので長い距離に挑戦したら面白いかも。

▼ステイフーリッシュ(7番人気2着)
五分のゲートから序盤は中団につける。向正面でペースが落ち着いたところから一気に動き、好位につけ、直線もジリジリ伸びて2着を確保した。かなり長くいい脚を使っており、外枠を考えればよく走っている。今回は中山遠征でも比較的落ち着いていたし、気性面の成長も見られる。今後まだまだ伸びそうな馬で再び重賞を勝つチャンスもありそう。

▼タニノフランケル(9番人気3着)
ヨレてゲートは速くなかったが、押してハナへ。1000m通過は59秒9と平均ペース。直線に向いても脚色は衰えず、最後の最後まで粘って3着だった。軽ハンデを加味しても重賞挑戦でよく走っている。今後もハナを奪えれば穴をあけるシーンがありそう。

▼タイムフライヤー(2番人気5着)
互角のスタートを切り、前半は後方からの競馬。向正面でステイフーリッシュに呼応するように早めに動いて好位に押し上げたものの、直線は伸び切れず、掲示板確保までだった。この条件に適性はあったが、もうひとつ伸び悩んでいる印象。どこかでキッカケを掴みたいところ。

▼マウントゴールド(1番人気12着)
ゲートは普通もそれほど行き脚はなく、外から来られたこともあり、いつもより控える形の競馬。道中は出入りが激しく、揉まれる競馬となり、まったく持ち味を発揮できずに終わってしまった。やはり積極的な競馬がベスト。自分の形なら巻き返せるはず。

■土曜京都11R・京都金杯(芝1600m)

パクスアメリカーナ(1番人気1着)
五分のスタートから外目好位を追走。勝負どころを手応え十分で回って直線に向く。追い出してからキッチリ反応してゴール前で前を行く2着馬を交わして連勝で重賞制覇。まだ時計勝負に課題はあるが、モタれる面を見せず、ここへきて成長がうかがえる。高速馬場で好走できれば、もう本物とみていい。

▼マイスタイル(5番人気2着)
外枠やマイルだったこともあり、ハナにこだわらず、好位に控える競馬。マイルとしては落ち着いたペースだったが、折り合いを欠くことなく運べたし、直線も一旦は抜け出して惜しい内容の2着だった。このレースぶりだとマイル前後の方が良さそう。小倉大賞典あたりに出走すれば勝つチャンスありそう。

▼ミエノサクシード(11番人気3着)
いつも通り出脚は鈍く、中団からの競馬。道中は手応え良く上がっていき、直線に向いて綺麗に外目のスペースがあいた。追い出してからいい脚を使って3着に激走した。ハンデ差があったとはいえ、京都で結果を出せたのは収穫。安定感はないが、今後もどこかで穴をあけそう。

▼サラキア(2番人気7着)
1馬身ほど出遅れたとはいえ、この馬としてはマシなスタート。道中は馬群の中を追走。直線もそのままの位置取りだったため、追い出しを待たされたし、スペースが開いても伸び切れずの競馬だった。気性的にも直線で外へ出した方が力を発揮できそうな印象。

▼カツジ(3番人気8着)
出遅れて後方からの競馬。直線は馬群を突いたが、窮屈な位置取りだったし、終始流れに乗れず、終わってしまった感じ。課題のゲートを解消しないことには、もうワンランク上の走りを求めるのは難しいか。今後の気性面の成長に期待したい。

■日曜京都11R・シンザン記念(芝1600m)

ヴァルディゼール(4番人気1着)
ゆったりしたスタートから促して中団につける。道中は馬群の中で脚を溜めて、直線は最内を突く。開幕週で内が伸びるコンディションだったこともあり、しっかり脚を使って快勝。時計こそ平凡だが、これで2戦2勝とセンスの高さを示した。ただメンバーレベルにも疑問が残るし、次走が試金石になりそう。

▼マイネルフラップ(10番人気2着)
今回も出遅れて後方から。終い勝負の形で4コーナーで大外を回って直線へ。ムチを入れるごとに内外へフラフラしながら目立つ伸び脚で2着に追い上げた。良馬場で切れる脚を使えたのは収穫だが、時計の掛かる決着も良かったか。ここはキャリアの豊富さにモノを言わせた格好で気性や脚質的にアテにしづらいタイプ。

▼ミッキーブリランテ(2番人気3着)
行き脚がつかず、中団からの競馬。スタート後に仕掛けたこともあり、道中は頭を上げる素振りを見せていた。それでも直線は一瞬突き抜けそうな伸び脚で3着まで追い上げた。今回は少しチグハグな内容。距離はもう少し長い方がレースはしやすそう。

▼アントリューズ(1番人気8着)
五分のスタートから中団の位置取り。道中は馬群の中で脚を溜めて、直線に向いたが、前が壁。バラけたときには手遅れで最後も脚を使えなかった。初の関西遠征でもあり、見直せる余地はあるが、スムーズだったとしても勝ち負けを演じられたかは微妙。

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★レースビデオ班の視点★
1.毎週全レースをくまなくチェック(年間総計3400R)
2.パトロールビデオなども駆使し、あらゆる視点から不利をあぶり出す。

■不利の代表的な例

【出遅れ】
・発馬と同時に躓き立ち遅れる
・気性の問題でスムーズにゲートを出ない

【コース取り・馬場】
・内有利の馬場で外から追い込んで好走
・内の荒れた馬場の中をしぶとく粘り込む

【展開】
・Sペースで前残りの展開を追い上げる
・Hペースで先行馬総崩れの中を踏みとどまる

【枠順】
・外枠で外々を回されたのが結果に大きく影響
・内枠で終始囲まれて競馬にならず

【適性】
・ダートを使ったが、走りから芝向きのタイプ
・短距離を使ったが、大跳びで長い距離向き
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