2019.02.13

[共同通信杯(GIII)、京都記念(GII)ほか]プロの視点で徹底分析!重賞レース回顧(2/10、11)

レースビデオ班「青ランプ」が2/10(日)、11(月)の重賞レースを徹底回顧。上位馬の好走理由、1番人気馬の凡走原因をプロの視点で綿密に分析します!

■日曜東京11R・共同通信杯(芝1800m)

ダノンキングリー(3番人気1着)
互角のスタートを切り、スッと好位につける。道中は内で行きたがるのを我慢しながらの競馬。直線に向くまで持ったままで、追い出してから内を突くと一気に弾けて2歳王者相手に完勝だった。今回のレースから見ても本質的にはマイラーの気もするが、ディープ産駒らしく、切れるし、能力は高い。この時期なら乗り方ひとつでもう少し長い距離もこなせそう。クラシック候補の1頭だろう。

▼アドマイヤマーズ(1番人気2着)
好スタートから行く馬がいなかったのでハナに立つ競馬。道中は淡々としたスローの流れに持ち込めたが、目標にされた分と府中の上がり勝負になって持ち前の根性を生かせずに切れ負けした。相手が強かったことはあるが、距離自体は問題なさそうだし、後続には4馬身差。中山の本番なら当然圏内。

▼クラージュゲリエ(4番人気3着)
スタートを決めて中団を追走。思いのほか、道中の折り合いはスムーズで勝負どころでむしろ促すほどだったが、直線は弾けず、離された3着に上がるまでがやっとだった。流れが向かなかったとはいえ、少し物足りない内容。クラシックを勝つとなると、もう一皮剥ける必要がありそう。

▼フォッサマグナ(2番人気4着)
2番手につけ、アドマイヤをマークする位置取り。道中の折り合いはついていたが、直線の追い比べで伸び切れず、掲示板確保までだった。まだ2戦目を考えれば悪くない内容。マイル以下なら500万はすぐ勝ちあがれそう。

▼ゲバラ(5番人気5着)
ダッシュつかず後方からの競馬。道中は最後方で脚を溜め、直線は大外から末脚に賭ける競馬で一瞬3着争いに浮上するも、最後は力尽きて5着だった。ただキャリア2戦目を考えれば見どころ十分の内容でこれも自己条件ならすぐチャンスが来そう。

■日曜京都11R・京都記念(芝2200m)

ダンビュライト(6番人気1着)
スタートから押して積極策の2番手。流れは遅かったが、折り合いはスムーズについていた。4コーナーで動いて先頭に立ち、混戦の叩き合いをクビ差制した。天皇賞(秋)あたりから気難しい面が出ていたが、これで3戦負けなしの松若騎手に乗り替わって本来の力を発揮できた。そこまで切れないのでやはり今回のような早めの競馬が合うし、2200mの距離もピッタリ。

▼ステイフーリッシュ(1番人気2着)
五分のスタートから促して好位につける。道中はスローでも折り合い欠くことなくスムーズだったし、直線も外から追い上げたが、今回は勝ち馬の流れだった。負けたとはいえ、だいぶ気性面の成長はみられるし、次走も引き続き警戒が必要。

▼マカヒキ(2番人気3着)
互角のスタートを切り、促して中団につける。勝負どころから押して外から追い上げるも届かず3着だった。流れは向かなかったし、10キロ増で切れも鈍ったか。ただ、相手を考えれば勝って欲しかったところだが、復活は遠い…。

▼ブラックバゴ(7番人気6着)
出遅れ。前半は後方から。向正面で流れが遅いとみるや、一気にマクって2番手につける。直線で一旦先頭に立ったが、最後の最後で甘くなって失速した。とはいえ、勝ち馬とは0秒2差。ひと叩きでデキは上向いていたし、7歳になったが、時計の掛かる馬場でオープン特別あたりなら勝つチャンスはありそう。

■月曜東京11R・クイーンC(芝1600m)

クロノジェネシス(1番人気1着)
今回は互角のスタートを切り、中団外目を追走。遅い流れでも何とか我慢が利いていたし、直線に向いても余裕の手応え。追い出してからもしっかり反応して、最後は流す余裕で着差以上の完勝だった。次に向けて余力を残す仕上げ、他馬より重い55キロを背負ってこの内容。桜花賞でダノンファンタジーへのリベンジの可能性は十分ある。

▼ビーチサンバ(2番人気2着)
2馬身ほど出遅れ。最後方からの競馬。4コーナーから徐々に仕掛けて直線は大外へ。追い込む競馬でもキレる脚を使って上がり最速32秒9で追い込むも勝ち馬を交わす勢いまではなかった。不向きの流れと今までと異なる競馬で結果を出したことは評価できる。桜花賞も上位の一角だろう。

▼ジョディー(7番人気3着)
五分のスタートから押してハナへ。1000m通過タイム60秒4のスローに落として、自分の競馬ができたが、最後は上位2頭の決め手に屈して3着。武藤騎手と相性はいいし、ハナを切ると渋太い馬。今後も人気薄で単騎逃げなら残り目を注意したい。
 
★レースビデオ班の視点★
1.毎週全レースをくまなくチェック(年間総計3400R)
2.パトロールビデオなども駆使し、あらゆる視点から不利をあぶり出す。

■不利の代表的な例

【出遅れ】
・発馬と同時に躓き立ち遅れる
・気性の問題でスムーズにゲートを出ない

【コース取り・馬場】
・内有利の馬場で外から追い込んで好走
・内の荒れた馬場の中をしぶとく粘り込む

【展開】
・Sペースで前残りの展開を追い上げる
・Hペースで先行馬総崩れの中を踏みとどまる

【枠順】
・外枠で外々を回されたのが結果に大きく影響
・内枠で終始囲まれて競馬にならず

【適性】
・ダートを使ったが、走りから芝向きのタイプ
・短距離を使ったが、大跳びで長い距離向き
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